大人気アニメ『ONE PIECE』の劇場版『ONE PIECE FILM RED』が2022年に公開され、全世界で大ヒットしましたよね。
フィルムゼットの興行収入が全世界で300億円を突破したとの報道もありましたが、一体何が人気となったのでしょうか。
今回は『ワンピースフィルムレッド』について、興行収入やあらすじ、人気の理由を、まとめて紹介していきます。
記事から知れること
ワンピースフィルムレッド 興行収入まとめ
まずはONE PIECE FILM REDの日本国内での興行収入について、まとめていきます。
日数 | 興行収入 | 動員数 |
公開2日(~8/7) | 22億5423万7030円 | 157万9552人 |
公開9日(~8/14) | 64億7430万2810円 | 462万2920人 |
公開16日(~8/21) | 92億8136万5450円 | 665万1711人 |
公開30日(~9/4) | 129億5314万4640円 | 929万8313人 |
公開45日(~9/19) | 149億4492万700円 | 1072万2559人 |
公開51日(~9/25) | 156億9645万3630円 | 1126万8753人 |
公開100日(~11/13) | 182億5021万670円 | 1316万人 |
公開157日(~1/9) | 190億5639万8170円 | 1379万2712人 |
公開177日(~1/29) | 197億253万9270円 | 1427万人 |
再上映3日(~10/22) | 198億7148万6170円 | 1440万718人 |
再上映10日(~10/29) | 199億9927万410円 | 1449万9045人 |
再上映17日(~11/5) | 201億7553万7860円 | 1463万196人 |
再上映24日(~11/12) | 202億6536万2790円 | 1469万6758人 |
再上映31日(~11/19) | 203億3025万1170円 | 1474万5704人 |
たった2日で、興行収入22億円を突破し、30日で100億円を、さらに再上映されてから10日ほどで200億円を突破。最終的に203億円を突破して上映終了となりました。
この数字は歴代5位の記録(1位は『鬼滅の刃 無限列車編』の404億円)でした。
ワンピースフィルムレッド概要まとめ
『赤髪が導く“終焉”』とキービジュアルに歌われた本作は『ONE PIECE』の劇場版第15弾作品です。原作者・尾田栄一郎先生が2016年の『ONE PIECE FILM GOLD』以来、6年ぶりに総合プロデューサーを務めました。
さらに、本作のヒロイン・ウタの歌唱シーンでは大人気シンガー「Ado」が歌唱したことでも話題になりました。
制作 | 2022年 日本 |
配給 | 東映 |
監督 | 谷口悟朗 |
原作 | 尾田栄一郎 |
脚本 | 黒岩勉 |
キャスト・声優 | (モンキー・D・ルフィ)田中真弓 (ロロノア・ゾロ)中井和哉 (ナミ)岡村明美 (ウソップ)山口勝平 (サンジ)平田広明 (トニートニー・チョッパー)大谷育江 (ニコ・ロビン)山口由里子 (フランキー)矢尾一樹 (ブルック)チョー (ジンベエ)宝亀克寿 (ウタ)名塚佳織 (ウタ/歌唱)Ado (ゴードン)津田健次郎 (シャンクス)池田秀一 (ベン・ベックマン)田原アルノ (ラッキー・ルウ)土門仁 (ヤソップ)小林通孝 (ロックスター)斎藤志郎 (ライムジュース)小野健一 (ボンク・パンチ)中村浩太郎 (モンスター)島田敏 (ビルディング・スネイク)二又一成 (ホンゴウ)緑川光 (ハウリング・ガブ)中田譲治 |
あらすじまとめ
素性を隠したまま発信される歌声で世界でもっとも愛される歌手ウタ。そんなウタが初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになり、色めき立つ麦わら海賊団をはじめとする海賊たちと、目を光らせる海軍が、ライブが開催される島に集結しました。
いよいよライブがはじまる、というタイミングでウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していきます。
ワンピースフィルムレッド人気の理由まとめ
ONE PIECE FILM REDがこれほど人気となった理由として
- シャンクスの登場
- 歌の存在
この親子の影響が大きいようです。その根拠を簡潔にまとめていきます。
シャンクスの登場が人気を後押しした理由
ONE PIECE FILM REDを観た人の多くがこれまでガッツリとワンピースを追っかけてきた人たちでしょう。
しかしそれと同じくらい何となくONE PIECE追ってるくらいの層の人を映画館に呼び込むことができたようです。
その理由がルフィの恩人、“赤髪のシャンクス”が登場したからと考えられます。ONE PIECEファンではないけれど、何となく知ってる層でも、第1話に出てくるシャンクスのことは知っている人が多いでしょう。
そのシャンクスがメインキャラに据えられたため、「シャンクスなら知ってるぞ、観に行ってみようかな」と、原作ついてきてない勢のハードルがめちゃくちゃ下がったのだと思われます。
ウタの存在が人気を後押しした理由
なんとなくワンピースは知ってるけど、映画を見に行くほどではない、という人を取り込むことができたのが、本作のヒロイン・ウタの存在です。ウタは多くの人が名前くらいは知っているシャンクスの娘であり、さらに歌手です。
このウタの存在により、マーケティングが多彩になります。
ウタの存在により多彩となった作品
公開2ヶ月前の2022年6月8日にYouTubeのONE PIECE公式チャンネルでウタのキャストをボイスキャストに声優の名塚佳織さん、歌唱キャストにAdoさんの2人だと発表されました。これが作品のミソで、フィルムゼットの興行収入が200億を突破した理由です。
声優さんも歌える方は多くいますが、今作は主題歌が7曲も用意されており、中田ヤスタカさんやMrs. Green Apple、秦基博さんなど様々な方が作曲をしています。ウタは単なるキャラクターだけではなく、もはや現実世界における歌い手と言えます。そのため、高い歌唱力をほこるAdoさんをキャスティングする必要があったようです。
これにより、作品の情景に合わせた“ウタの歌唱”で作品が単なるバトル映画ではなくなりました。
最後に
今回は2022年から2023年にかけて大ヒットを記録したONE PIECE FILM REDについて、フィルムレッドの興行収入の推移やその理由について調査、まとめてきました。
作品随一の人気を誇るシャンクスが登場し、ウタ(Ado)の高い歌唱力などで、“ワンピースガチ勢”出なくても十分楽しめるというのが今作の人気の理由だったようです。
原作も完結が見えるところまで来ているので、映画はそれほど多く上映されないかもしれませんが、重要なシーンの映画化となりそうなので、次回作以降もたのしみですね!