スター・ウォーズシリーズには、銀河を恐怖に陥れる巨大な兵器が登場します。
その中でも特に象徴的な存在が、帝国軍の「デス・スター」とファースト・オーダーの「スターキラー基地」です。
この記事では、デススターとスターキラー基地の大きさや内部構造、そしてそれぞれの弱点について、詳しく解説します。
デススターとスターキラー基地の大きさは?
デススターとスターキラー基地は、大きさとしてはどちらも惑星規模の巨大な兵器ですが、2つの基地にはかなりの差があります。直径の数値にいくつかのバリエーションがありますが、スターキラー基地が圧倒的に大きいことが分かります。
初代デス・スターは直径が約120kmから160kmほど。 これは日本の関東地方にすっぽり収まるくらいのサイズ感です。 一方、スターキラー基地の直径は900km以上とされており、デス・スターとは比べ物にならないほどの巨大さです。
兵器名 | 直径(サイズ) | 備考 |
初代デス・スター | 約120km 〜 160km | ルーク・スカイウォーカーが破壊した最初のデス・スター |
第2デス・スター | 約160km 〜 900km | エンドアの戦いで破壊された建設途中のデス・スター 完成時の想定サイズには諸説あり |
スターキラー基地 | 900km以上 | 惑星イラムを改造して造られた超兵器 |
究極の宇宙要塞「デス・スター」とは?
デススターは、銀河帝国が恐怖によって銀河系を支配するために建造した、究極の軍事バトルステーションです。この圧倒的な破壊力は、後のダースベイダー 正体をめぐる物語と共に、帝国の恐怖支配を象徴する存在ともなりました。
最大の特徴は、惑星を一撃で破壊できる「スーパーレーザー」を搭載していること。 この圧倒的な破壊力を見せつけることで、反乱勢力の意志をくじくことが主な目的でした。
デススターのコンセプトはクローン大戦の時代にまで遡り、長い年月と多くの労働力を費やして完成しましたが、その圧倒的な力の象徴は、反乱同盟軍によって二度も破壊されることになります。
デススターの内部構造はどうなってる?
デススターの内部は、兵器としてだけでなく、約100万人の乗員が生活するための巨大な都市のような構造になっています。 内部スペースの大部分は、スーパーレーザーとそれを動かすための巨大なパワープラントが占めていました。
カテゴリ | 項目・エリア | 詳細 |
主要施設 | ハイパーマター・リアクター | ステーションの中心部にあり、全ての動力源となる巨大な反応炉 |
スーパーレーザー | 8本のビームを1本に収束させ、惑星を破壊するほどのエネルギーを放つ主砲 | |
推進機関 | リアルスペース用のイオン・エンジンと、超光速航行用の123基のハイパードライブ装置 | |
各種セクター | 指令、保安、サービス、テクニカルなど、機能ごとに分けられた区画 | |
娯楽施設 | 公園、ショッピングセンター、酒場など、長期任務に就く乗員のための施設 | |
重力システム | 表面に近いエリア | デス・スターの中心(コア)に向かって重力が働く、同心円状の層 |
それ以外のエリア | ステーションの南極に向かって重力が働く、水平に積み重なったデッキ |
デススターの弱点と最期
無敵に見えたデス・スターですが、初代・二代目ともに設計上の弱点を突かれて破壊されました。 帝国は初代の失敗から学び、二代目では弱点を改良しましたが、それでも反乱軍の決死の攻撃を防ぐことはできませんでした。
項目 | 初代デス・スター | 第2デス・スター |
致命的な弱点 | ・径2mの小さな「排熱ダクト」がリアクター・コアに直結していた | ・シールド発生装置が衛星エンドアにあり、本体が無防備になる可能性があった ・リアクターに直接通じる広い経路が存在した |
防御システムの欠陥 | ・小型戦闘機が侵入できるシールドの隙間があった | ・初代の欠陥は改善 ・ターボレーザーを増強し、戦闘機への対応力を上げた |
最期 | ・ルーク・スカイウォーカーが排熱ダクトにプロトン魚雷を撃ち込み、連鎖爆発を起こして破壊された | ・ハン・ソロ達がシールドを破壊後、ランド・カルリジアンとウェッジ・アンティリーズが内部に突入し、反応炉を破壊した |
デススターの進化型「スターキラー基地」とは?
スターキラー基地は、帝国の残党であるファースト・オーダーが、惑星イラムを丸ごと改造して作り上げた超兵器です。 デススターの思想を受け継ぎつつ、その能力を遥かに超える「デス・スターの進化型」とされています。
この基地は、デス・スターのように宇宙空間を移動する建造物ではなく、惑星そのものが移動し、攻撃を行うという壮大なスケールの兵器です。
ファースト・オーダーは、帝国を超える力を持つことの象徴として、このスターキラー基地を建造しました。
スターキラー基地の驚異的な仕組みと能力
スターキラー基地の特徴は、エネルギー源と攻撃方法にあります。
恒星のエネルギーを丸ごと吸収し、それを驚異的な破壊力を持つビームとして放つことができました。ここでは、スターキラー基地の基本的な能力をご紹介していきます。
機能 | 詳細 |
動力源 | ・恒星に接近し、太陽エネルギーを全て吸収して動力源とする ・エネルギーを吸い尽くされた恒星は消滅してしまいます |
使用エネルギー | ・「クインテッセンス」と呼ばれる特殊なダーク・エネルギーを利用する ・このエネルギーは惑星のコアに蓄積され、「サーマル・オシレーター」という装置で安定させている |
攻撃方法 | ・蓄積したダーク・エネルギーを「ファントム・エネルギー」という状態に変換して発射 ・このビームは「サブ=ハイパースペース」と呼ばれる特殊な時空を移動し、遥か彼方の星系すら一瞬で破壊する |
機動性 | ・惑星でありながらハイパードライブを搭載し、エネルギー源となる恒星を求めて星系から星系へと移動することが可能 |
スターキラー基地の弱点と最期
デス・スターを遥かに超える強力なスターキラー基地にも、破壊につながる重大な弱点が存在しました。 レジスタンスは、ファースト・オーダーの反逆者フィンからの情報をもとに、その弱点を発見します。
レジスタンスはこの弱点を突き、ポー・ダメロンのXウイングがサーマル・オシレーターを破壊した結果、スターキラー基地はエネルギーの暴走によって崩壊し、最後は新たな恒星(新星)となって消滅しました。
サーマル・オシレーター
兵器の心臓部であるこの装置が、唯一の弱点で、エネルギー充填中にここを破壊されると、蓄積した莫大なエネルギーが制御不能になり、自壊してしまいます。
惑星シールドの欠陥
基地全体を覆うシールドは強力でしたが、リフレッシュ・レートに僅かな隙があり、タイミングを合わせればハイパースペース航行で内部に侵入することが可能でした。
まとめ
今回は、スター・ウォーズを象徴する巨大兵器、デススターとスターキラー基地について解説しました。 どちらも銀河を震撼させた恐るべき兵器ですが、その大きさや仕組みには大きな違いがありましたね。
この記事を参考に、ぜひもう一度映画を見返して、圧倒的なスケールを体感してみてくださいね!