タソガレドキ忍軍の組頭・雑渡昆奈門(ざっと・こんなもん)は、全身を包帯で覆ったミステリアスな外見と、飄々とした態度のキャラクターです。今回は、そんな雑渡昆奈門の包帯の下に隠された「素顔」と、その生き様のカッコよさに迫ります。
雑渡昆奈門の素顔に隠された壮絶な過去
全身を包帯で覆っている彼のビジュアルを見ると、多くの人が「包帯の下はどうなっているの?」「雑渡昆奈門の素顔はイケメンなの?」と気になってしまいますよね。
結論から言うと、作中で彼の素顔が公開されたことはありません。しかし、ファンの間では「切れ長の目をしたクールな美男子」としてイメージされ、イケメン風に描かれることが多いのが特徴です。とはいえ公式設定では、その包帯の下には、単なるファッションではない忍としての壮絶な生き様が刻まれています。
包帯の下にある「責任」の傷跡
彼の包帯は、過去に負った大火傷を隠し、保護するためのものです。その火傷の原因となったのは、今から9年前の出来事でした。当時、タソガレドキ忍軍「狼隊」の小頭を務めていた彼は、敵陣の火災に巻き込まれた部下を救うために、自らの危険を顧みず火の中に飛び込んだのです。その部下というのが、現在も彼の側近を務める諸泉尊奈門(もろいずみ・そんなもん)の父親でした。
自分自身の身を挺して部下を守り抜いた名誉の負傷。このエピソードを知ると、包帯姿そのものが彼の「部下思い」な性格と、組頭としての器の大きさを象徴しているように見えてきますよね。
信頼を生んだ3年間の絆
さらに胸を打つのは、その後のエピソードです。重傷を負い戦列を離れた雑渡を、当時まだ幼かった諸泉尊奈門が3年間もの長きにわたって懸命に看病し続けました。命を救われた部下の息子が、恩人の命を繋ぐために尽くす。この期間に培われた絆こそが、現在のタソガレドキ忍軍の強固な信頼関係の礎ともなっています。
彼の包帯は、ある意味で部下たちとの「信頼の証」とも言えるでしょう。過去の痛みを隠すためだけでなく、背負ってきた責任と、それによって結ばれた絆の深さを物語るアイテムなのです。
伏木蔵との関係が尊すぎる!?父親のような一面も!
冷徹な忍びの長である雑渡昆奈門ですが、意外に温かい「別の顔」も持っています。特に、忍術学園一年ろ組の鶴町伏木蔵(つるまち・ふしきぞう)に対しては父親そのもの。ファンの間でも「この二人の関係が尊い」と絶大な支持を集めています。
溺愛エピソードの数々
雑渡昆奈門は伏木蔵を当たり前のように膝や肩の上に乗せて移動したり、自分が負傷した際には伏木蔵に手当てを頼み、そのお礼にと竹とんぼをプレゼントしたり。忍びの頭領とは思えないほど優しい姿を、伏木蔵の前では隠そうとしません。
この二人のあまりの人気ぶりに、ベストコンビ投票で1位を獲得し、アニメ第21期第5話「雑渡昆奈門を守れ!の段」というオリジナルエピソードまで制作されたほどです。
「子供は可能性」という信念
なぜ彼は特定の子供にこれほどまでの愛情を注ぐのでしょうか。単なる気まぐれや、可愛いからという理由だけではありません。忍たまに加勢する理由を問われた際、彼は「子供というのは可能性だから」という名言を残しています。
この言葉には、彼の未来に対する深い洞察が込められています。今の戦いや任務だけでなく、次の時代を担う子供たちの成長こそが、未来を切り拓く鍵になると考えているのです。伏木蔵への優しさは、単なる感傷ではなく、未来への投資という視点に基づいているのですね。冷徹さと優しさが矛盾なく同居している点こそ、雑渡昆奈門の素顔と言えるでしょう。
劇場版で見せた「真のプロフェッショナル」
大ヒット公開中の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』でも、雑渡昆奈門の存在感は圧倒的でした。ここでは、彼の「プロ意識」の高さと、独特の美学が発揮されています。
冷徹さと覚悟の二面性
物語の中で彼は、ドクタケの軍師となってしまった土井先生に対し、もしタソガレドキの脅威となるならば排除も辞さないという、忍びの長として冷徹な判断を下します。しかし、それは無慈悲な殺戮を好むからではありません。土井先生を止めようとする山田利吉と対峙した際、「恨むなら私だけを」という言葉を口にします。
これは、「最悪の事態になったときの憎悪と責任は、すべて自分が引き受ける」という覚悟の表れです。傍観者として事態を眺めるのではなく、自らが泥をかぶり、最小限の犠牲で事態を収拾しようとしています。
コントロールされた手加減
実際、後に山田利吉は雑渡との戦いを振り返り、「手加減されたと思います」と語っています。圧倒的な実力を持ちながら、相手を叩きのめすのではなく、状況をコントロールするために力を使う。不必要な犠牲を出さないために、あえて自分が「悪役」のような立ち回りをしてでも手綱を握る。
表面的な優しさだけでなく、厳しい現実を見据えた上での深い配慮ができる点に、彼の大人の余裕すら感じますよね。
部下には慕われ、家族には嫌われる?
雑渡昆奈門は、部下からの信頼が非常に厚いリーダーです。タソガレドキ城の購買部で「雑渡さん人形」が売られているというエピソードからも、そのアイドル並みの人気ぶりが伺えますよね。部下たちは彼の知識や経験を尊敬し、「雑渡さんのためなら命を賭ける」とも言うほどです。
理想の上司ゆえのジレンマ
しかし、皮肉なことに、そのカリスマ性が強すぎるあまり、部下の家族からはあまり良く思われていないという事実があります。アニメ第32期第63話「嫌われる理由の段」では、部下たちが彼のために命がけで働こうとするあまり、その家族たちが「息子を危険な目に遭わせる上司」として警戒し、心配している様子が描かれています。
自身もそのことを理解した上で、あえてその業を背負い続けているのでしょう。誰にどう思われようとも、自分の信じる「組頭としての責任」を全うする姿もイケメンですよね。
雑渡昆奈門の主な登場回まとめ
「もっと雑渡昆奈門の活躍が見たい!」という方のために、これまでの主な登場回をシリーズごとにまとめてみました。
| シリーズ | 話数 |
| 第14期 | 11〜15話 |
| 第16期 | 77〜78話 |
| 第18期 | 17、18、44、72、81話 |
| 第20期 | 88話 |
| 第21期 | 5、36、42話 |
| 第23期 | 22〜25話 |
| 第24期 | 59話 |
| 第26期 | 33話 |
| 第27期 | 50話 |
| 第29期 | 73話 |
| 第30期 | 37、65話 |
| 第31期 | 36話 |
| 第32期 | 63話 |
こうして振り返ると、長期にわたって活躍し続けていることが分かりますよね。
まとめ
今回は、雑渡昆奈門の素顔についてご紹介しました。包帯の下には、部下を守った「責任」という名の火傷が刻まれていました。公式の素顔は謎ですが、その生き様こそが真のイケメンと言えますよね。伏木蔵に見せる父親のような顔や、劇場版での冷徹なプロ意識も魅力的。ぜひ今回紹介した登場回リストを参考に、彼の活躍を振り返ってみてくださいね!





