ファブル2の劇中で、ウツボが森の中でファブルたちと決戦するシーンがありますが、そこでウツボはなぜ最後手榴弾を爆発させなかったのかと、疑問の声が多くあります。
ファブル(岡田准一)のアクションが目立つ作品ですが、その裏で、ウツボ(堤真一)・ヒナコ(平手友梨奈)との関係性について、人情映画として注目されました。
ウツボがなぜ手榴弾を爆発させなかった理由について、ウツボとヒナコの関係にも触れながら、その理由について考察して、
加えて、ネット上での理由についても触れていきます!
ということで、”ファブルウツボはなぜ最後手榴弾を爆発させなかった理由を徹底考察!”という内容でお伝えしていきます。
それではいきましょう!
映画が地上波放送される際はどこか省略して放送されることが多いです。
映画と金ロー放送のカットシーンについて、詳しくお伝えしていますので併せてご覧ください。
記事から知れること
ファブルウツボはなぜ最後手榴弾を爆発させなかった?
https://twitter.com/the_fable_movie/status/1483348067529404422?s=21&t=hgwRHZHxMg7wtsTZIRy4pQ
結論から言いますと、
ヒナコを笑顔にさせたファブルへの悔しさとヒナコへの謝罪の意、自分には守れない・愛されないことを悟って、ファブル・鈴木に「未来ある」ヒナコを託したから。
ファブル2ストーリー終盤の森の中で、地雷を踏んでしまったヒナコをファブルと鈴木で救い出したあと、
ウツボがポケットから手榴弾を出して、ファブル・鈴木たちに向かって投げたシーンがありました。
しかし、なぜか手榴弾のピンは抜かれておらず、それがわかった瞬間に鈴木がウツボを銃殺してしまいます。
ここで記事のテーマだった、ウツボはなぜ手榴弾を爆発させなかったのか?という疑問が生じます。
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』鑑賞。
“普通“の生活を送る殺し屋ファブルは、過去に自分が関与した事件現場にいた少女と再会する。
そしてその少女と暮らす宇津帆という男には、子ども思いの表向きとは別に裏の顔があり、ファブルと因縁がある男だった。
あのアクションをノースタントは凄すぎ。 pic.twitter.com/uYHujqilH7
— 某 U氏 (@Hkrm8619) July 1, 2021
ウツボはもともと売春組織でヒナコを攫い、その両親を殺しています。
その後彼女を、自身のNPO団体のアシスタント兼愛人・性のはけ口として一緒に生活していました。
その時からウツボは彼女を愛していたが、相手の反応は薄かったような感じがします。
そこでファブルという人物に触れ、日常が少し明るくなったような印象がしました。
ウツボは彼女を笑顔にできなかったが、ファブルは笑顔にできた。
またウツボは、ヒナコの両親殺害が本人へバレてしまいこれまでのことを挑発するように全て話します。
それに彼女は激昂しますが、ウツボは「彼女に愛されたい」「気にしてもらいたい」と思う気持ちもあったかもしれないですね。
ここから、ヒナコを心配するような表情をしているカットがちょこちょこ出てきています。
内心はヒナコに対しての愛情や、両親殺害を申し訳なく思う気持ちもあったのではないでしょうか。
そして、彼女がファブルと出会ったことでここまで表現できるようになったこと「ファブルという毒はヒナには薬になった」といったのでしょう。
自分が不要になったことでウツボは、これからの未来ある子供(ヒナコ)を大切にする、団体の考えをもとに自分が殺されるよう爆発しない手榴弾を投げたのだと思います。
鈴木にも「ヒナコを守るよう」にと指示を受けているはずですし、ファブルも前回助けられなかった責任を感じているはずなので、何かあれば守るだろうとウツボが予想していた可能性もありますよね。
ファブルウツボが手榴弾を爆発させなかったほかの理由は?

ここからはネット上にある、ウツボがなぜ手榴弾を爆発させなかった理由について、どのような意見があるか見ていきましょう。
ヒナコへの愛が不器用ながらも感じた人が割と多い印象でした。
・ヒナコがファブルに恋をしているからウツボは用済み
・罵倒してから優しく声かけるDV常習者みたいなやり口で最後は優しいところで終わっただけ。
など、変わった意見もありましたね。
最後の最後で撃たれるシーンでウツボがヒナコを見ながら心配そうな表情を見せるカットは個人的には印象的です。
なんだかんだで愛してるんだな〜と思わせるあたりは、やるせない感がありますね。
その役を堤真一さんがやっているからこそ、なぜか味が出るんだなと感じています。
ファブルウツボはなぜ最後手榴弾を爆発させなかった理由を徹底考察!まとめ

ここまで、”ファブルウツボはなぜ最後手榴弾を爆発させなかった理由を徹底考察!”をお伝えしてきました。
・ヒナコを笑顔にさせたファブルへの悔しさがあった
・ヒナコへの謝罪の意、自分には守れない・愛されないことを悟って、ファブル・鈴木に「未来ある」ヒナコを託した
・他の視聴者にも、ヒナコに対するウツボの不器用な愛情は伝わっていた
劇中のウツボは、表と裏の二面性が上手に表現されていて、ヒナコに対しての愛情の葛藤というものも表現されていたと思います。
彼女が成長するきっかけを与えられなかったウツボの最後も、これまでのことを振り返りながら、手榴弾を投げたのではないでしょうか。
それは、最後彼女がウツボに手を合わせて祈ったのと同じだと思います。
ファブル3作目があるかどうかはわかりませんが、動けるようになったヒナコがファブル3に出てきたら尚嬉しいですね!
ファブル3への伏線、その公開日について詳しく書いています。
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